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姉、そして弟

その時の私が感じていた感情をひと言で表すなら、
「鬱勃起」とでも言うべきものでした。

Yが姉に私を寝取られる場面を想像したのと同様に、私も
元彼女が寝取られた場面を、知人から弟へと変換して想像して
いたのです。それは甘い苦痛とでも言うべき感情でした。
自分の持ち得ぬモノを持った弟に最愛の存在を寝取られる
。コンプレックスに手をねじ込まれて、グリグリと抉られている
ようなえもいわれぬ痛みと不快感がどす黒い感情の汚濁として
増大してきます。それと反比例するかのように、鬱々とした興奮が
体の奥底から湧き上がってくるのです。

頭の奥で血流が激しく渦巻き、ズキズキとした甘い疼きが体の
奥へと広がっていきます。私は血の疼を感じながらも、湧き上がって
きそうになるもう一つの想像-Yが弟に抱かれている姿から必死に目を
背けていました。それを想像することは、禁忌に触れるようで、何が起こ
るか解らぬ、未知への恐怖が私を支配していたのです。

「どうしました?」という声で、私は我に返りました。
目の前には心配そうな表情で私を見ているYがいました。

私は迷いました。
弟のことを-弟が元彼女を、そしてYを寝取る想像をしそうにな
って目を背けたことを話すべきか、自分の恥部をYに伝えるべきか迷ったのです。

私は結局Yに伝えることにしました。
Yが赤裸々に姉について語ってくれた今、自分が隠すことはYに
対する裏切りだと感じられたのです。

コメント

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Re: 寝取らせ興奮

ともさん

楽しみにしていただきありがとうございます。

またおいでください

Re: こんばんは

みーさん

お久しぶりです。
血縁だからこそ、表に出せない感情。
押し殺さなければならない感情。

そういった感情が人生に影を落としている。
人の業なのかもしれません。

公的な部分で色々と忙しい状況ですので
今回の更新はお休みさせていただきます。
申し訳ありません。

またおいでください

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