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刹那の悟り11

そのせいもあって、私はYの願望が、あくまで願望に過ぎないモノであって、実際の経験を求めているとは思っていませんでした。刺激的なシチュエーションと割り切って妄想の世界を楽しんでいるに過ぎないと思い込んでいたのです。…それは恐らく、私の一方的な押しつけ-Yに輪姦を求めるような女であって欲しくないという思い込み-理想の押しつけだったのでしょう。Nさんの調教によって引き出されたYの”牝”は、そんな私の甘さを一蹴す...

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刹那の悟り10

Nさんは「それは、輪姦して欲しいということですか?」と、Yの真意を尋ねました。Yは、「…ああ」と溜息を漏らしたっきり、しばらく何も言いませんでした。白濁したバイブが女性器から抜け落ち、布団の上にぼとりと落ちました。後を追うように、ぽっかりと開いた膣口から透明で粘着質な愛液が滴り落ちました。やがてYは、「そうです。私の体で気持ち良くなってください」とはっきりと言ったのです。その姿はまるで、白濁に濡れた女...

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刹那の悟り9

NさんはしばしYの様子を伺っていました。やがて、静かな声で「ソレを女性器にあてながら、”牝”が求めるモノをゆっくりと思い浮かべてごらん」と促しました。Yは素直に従いました。腰に枕を当てると、背をもたれるようにしました。そしてM字に脚を開きました。無毛の女性器は、まるで熟した水蜜桃のように濡れそぼり、溢れ出た透明な密は尻を伝い、布団に水たまりのようなシミを作っていました。Yは最初、ディルドの先端でゆっくり...

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刹那の悟り8

Nさんはゆっくりと探るように指を動かし始めました。それほど奥まで挿入していない様子で、どうやら前歯の裏らへん。上顎の内側を指の腹で執拗に撫でているようでした。口中に挿入された異物感に、Yは苦しげに身悶えしていました。盛んに身悶えしてNさんの指から逃れようとしているようでもありました。しかしNさんは万力のような力でYを離そうとはしません。Yの様子が変わったのは、「ほら、Yの脳を触っているよ」と、Nさんが囁い...

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刹那の悟り7

”女性”としての充足と”牝”としての充足。今まで、私は過去にお付き合いした女性たちとの経験を通じ、愛情と性の快感は別のモノであることを知っているはずでした。どれほど愛情が深く、身持ちの堅い女性であったとしても、性の快感に流されるのは仕方のないことだと嫌になるほど実感してきたはずでした。それにも関わらず、Yに関しては別だと心のどこかで思い込んでいる自分が未だに存在していることに改めて気づかされたのです。Y...

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