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刹那の悟り

盛夏の最中、私とYは青山の路地裏に佇むこぢんまりとしたアンティーク和服の専門店を訪れていました。Yは茶道の免状をもっていることもあり、日常的に和装をする機会があります。彼女は現代の和服よりも、アンティークな和服の柄や小物の持つ柔らかな空気感を好みます。アンティーク和服の専門店を訪れるのは趣味のひとつでもありました。Yは真剣な顔で、同年代の女性店員と和服の柄や、それに合わせる帯、小物について熱心に相談...

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分水嶺9

Nさんと”情交”したことで、Yの中でNさんに対する気持ちに大きな変化が起きていました。Yは、彼が夫であることを身をもって受け入れた-Nさんに対する大きな愛を抱いたのです。そして、避妊具なしで交わり、彼の灼熱を膣奥で受け入れることで、彼の”妻”となることをY自身に対しても、そして私に対しても示していたのです。それが情交を通じてYの出した答えでした。Yが示した”答え”に対し、「あなたはどの立場を選びますか?」と彼女...

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分水嶺8

やがて、Yは気怠そうに体を起こすと、私の股間に顔を埋めました。そして、精子と、Y自身の愛液でぬらぬらと濡れそぼったペニスを口に含みました。彼女は愛おしげにペニスに舌を這わせ、甘く鼻を鳴らしながら頬を窄めると、尿道に残った精子まで全て吸い取るかのように吸引を始めました。射精したばかりで敏感になっているペニスに、微かな痛みを感じました。Yは熱心に吸引を続けました。まるで私の骨髄に残る精子を全て吸い取ろう...

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分水嶺7

私は意識せず「淫乱な女だな」と漏らしていました。しまったと思いました。Yの姿から感じ取ったことを、そのまま口に出していたのです。今までのYであれば、「ごめんなさい」と自分を責め、この親密な時間が終わりかねない、破滅を意味する言葉でした。しかしYは「うん」とだけ答えたのです。そして私の首筋にキスをしながら、「セックス好きです」「おちんちん好き」「このおちんちんが好きです」と淫らに腰を振り続けたのです...

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分水嶺6

私の中にひとつの欲望が湧き上がってきました。この”女”をもっと”啼かせたい”という狂おしい欲望でした。私はペニスを使って、Yの胎内を丹念に探りました。やがて、俗に言うGスポットを正常位で刺激した時と、コリコリした子宮口の下部分をバックから突き上げるように刺激したとき、Yの啼き声が特にトーンを上げることに気づいたのです。私は夢中になってそこを責めました。Yの方も負けてはいませんでした。対面座位で交わって...

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