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姉、そして弟12

柔らかなモノの正体は、Yの唇でした。興奮がYの理性の臨界点を突破していたのでしょう。彼女は突然立ち上がると、私にむしゃぶりついて来たのです。その姿はまるで飢えて理性を失った獣のようでした。彼女は本能のままに私に抱きつくと、盛んに首筋にキスを繰り返してきたのです。彼女は譫言のように「好き、好き」と繰り返しながらキスを繰り返すと、まるで発情したサルのように私の太ももに濡れた女性器を擦りつけて来ました。私...

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姉、そして弟11

そこまでのやりとりが終わった時、完全にKはトランス状態になっていました。虚ろな視線を宙にさまよわせながら、股間ではチュクチュクという水音が響く。彼女は脳内で繰り広げられている場面をそのまま口に出しているような状態にあったのです。私もまた、Kに引きずられるように浅いトランス状態へと入っているようでした。Kの脳内で繰り広げられている凌辱劇が私の脳内でも繰り広げられていたのです。その淫靡な光景を見ながら、...

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姉、そして弟10

Kの顔が歪みました。Kは再び、「解りません」と答えました。…それは苦悶と快楽の入り交じった表情だったのです。私はYの中に潜む何かが、今までに私の触れたことのないYの輪郭がうっすらと感じられていました。それが見たくて仕方がなくなっていたのです。私は、「Kが好きなペニスはどんなモノなのか、思い浮かべながら話してごらん」と言いました。Yではなく、K。別人であるとの意識が重い口を開かせたのでしょうか。「ああ」と小...

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姉、そして弟9

それから、私はYに潜むもう一つの顔。理性が暴走した末に初めて見せる顔を知ることとなるのです。私が妄想を話している内に、徐々にYの様子が変わっていきました。最初は私の妄想を頭の中で反芻し、それを映像として思い浮かべていたようでした。興奮を押し殺すかのように、太ももで両手を挟み、荒い呼吸を繰り返しながら、体の奥底から込み上げてくる衝動を堪えているようでもありました。やがて…。Yの理性が暴走する直接的な呼び...

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姉、そして弟8

Yは静かに尋ねました。「私をどのように抱きますか?」と。どのようにKを抱くか。私の脳裏には幾通りもの交わり方が、それもノーマルな交わり方が頭に浮かびました。まずは首筋にキスをして、それから、熱を帯びた桜色の乳房へと指を這わせ…と。Kを見ながら様々な想像を巡らせているウチに、どくん、と心臓が大きく高鳴りました。目の前で、大きく脚を開き、濡れそぼった女性器をこちらに見せているK。そのあられもない姿を見てい...

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