2ntブログ

記事一覧

枷2

男女愛を経ることなく家族愛へと至ること。それは、Yが「少女」であるために、私に求めた歪な枷でした。Yが私に求めたのは、家庭を守る夫としての役割であり、それは同時に「少女」であろうとするYの庇護者という役割でもありました。極端に言ってしまえば、そこには男女としての役割-性のパートナーや性の悦びといった性的な関係は完全に除外されていたのです。私が男として枯れていたのなら、あるいはこのような関係も甘んじて受...

続きを読む

プロポーズから一年後、Yの実家から結婚の許可が出ました。いつまでも待たせていられないから、とYのご両親は申し訳なさそうに弁明しましたが、実際はYの姉の顔を立てるために必要な期間だったのでしょう。(Yの姉は未だに結婚していません。結婚するつもりもないようです)結婚後、私は大きな問題に直面しました。…Yに女性としての魅力を感じられない。結婚当初の私はそれについて、大きな問題とは感じていませんでした。私はYの...

続きを読む

Yの眼差し5

私達はプロポーズから一年後に結婚しました。なぜこれほど時間がかかったのかというと、Yの姉の存在があったからです。Yのご両親は暖かく私を迎え入れてくれました。結婚に関しても、Yの身体的な問題を承知の上ということであれば、願ってもないと言ってくれました。ただし、結婚はしばらく待って欲しいと言われたのです。それというのも、Yの二歳上の姉はまだ結婚をしておらず、妹の方が先に結婚するのは世間体が悪いとのことでし...

続きを読む

Yの眼差し4

人生の伴侶はY以外に考えられませんでした。お付き合いしてから一年後。私はYにプロポーズしました。今まで付き合ってくれたことへの感謝と、これからは人生の伴侶として歩んで欲しいと、素直な気持ちを伝えたのです。Yは驚いたようでしたが、「私も、あなた以外に人生の伴侶は考えられません」と言ってくれました。しかし、「お返事は少し待ってください」と、浮かぬ顔で返事は保留されました。一ヶ月が経過しました。返事をもら...

続きを読む

Yの眼差し3

初対面の印象とは裏腹に、Yは芯が強く優しい女性でした。プライドが高く、素直になれない私の性格をやんわりと受け入れた上で、例え衝突することになっても私のためにならないと判断した場合は真っ正面から指摘出来る人でした。Yと出会うまで誰も指摘してくれなかった悪い癖や、治さなければならない性格の問題などを彼女は指摘してくれました。私はYとともにいることで人として大きく成長することが出来たのです。それまでの私は...

続きを読む

Yの眼差し2

私は反射的にYの指摘を否定しようとしました。しかし、その真っ直ぐな視線を前にして、自分を偽ることは出来ませんでした。それでも、寝取られ性癖があることを告げるのはその時の私には出来ませんでした。私はただ、少々刺激的なプレイが好きなだけのノーマルな男だとYに告白したのです。Yは、「自分を偽るのは辛かったでしょう?」と、笑って受け入れてくれました。彼女の笑顔によって私はどれほど救われたことでしょう。Yが側に...

続きを読む

Yの眼差し

私の中に、人を辱め、踏み躙ることに悦びを感じるサディストが存在していました。同時に最愛の女性を他の男に寝取られて感じる寝取られマゾも存在していました。相反する性向が同居していたのです。そのことに気付いたとき、悩みました。サディストの支配者的な(優越的な)イメージと比べて、寝取られマゾはあまりにもみっともない弱者の性癖です。私のプライドは、人に見下される性癖は許せませんでした。(サディスト的な性向に...

続きを読む

別れの爪痕4

友人はプライドの高い男でした。中学受験で有名校に入ったことを常々誇っていて、そのプライドの高さがやや鼻につくことも多々ありました。プライドの塊のような男が、今は見る影もありませんでした。自分のセフレが寝取られている姿を凝視しながら、泣きそうな顔で先走り液でヌラヌラと濡れたペニスをしごいていたのです。「自分の女が目の前で犯されてるのに感じてるのか」と私は呆れて言いました。「違う」と彼は否定しました。...

続きを読む

別れの爪痕3

一週間と少し後、祝日の昼に私達-私、彼女、友人はラブホテルの一室にいました。あからさまな敵意と呆れ、そして諦めが友人と彼女から感じられました。彼女と友人から、「こんなことに何の意味がある?」と何度も問われました。交わる直前まで中止するように哀願されました。それでも私は折れることはありませんでした。意味などないのです。ただ彼ら2人を辱めるという以外には、何も。20年以上前、浅野忠信主演のフォーカスとい...

続きを読む

別れの爪痕2

自暴自棄に陥っていた私は、そのまま好きになれない元受付嬢と結婚しても良いと思っていました。事実その流れで話しは進んでいました。自分の人生すら投げやりだったのです。しかし、そんな私を見かねて、合コンに参加していた女性が一つの事実を教えてくれました。元受付嬢は、合コンに誘ってくれた私の友人のセフレで、関係は今も続いている、と。何のことはない。友人があれこれ世話を焼いて私と元受付嬢を結びつけたのは、三十...

続きを読む

別れの爪痕

大切な存在を失ったことで、寝取られ性癖がおさまったのか。無論、そのようなことはありませんでした。人は大きな傷を負ったとき、様々な方法で対処します。正面から傷を受け止める人。自傷をする人。傷から目を背けて健全を装う人。人に丸投げする人。他人を拒絶する人。その他…。その対処の仕方に、思ってもみなかったその人の本性が姿を現します。私の場合は…。自分でも思ってもみなかった形、人に対する攻撃性が姿を現しました...

続きを読む

夢3

元彼女は私の欲求を満たしたことで、より強い愛情の絆が生まれたと感じ、充足している様子でした。私も彼女の存在を愛おしいものと感じていました。しかし、寝取られは禁断の果実でした。海での遭難者は、一度海水を飲むと、喉の渇きがより増してしまう、と言われます。寝取られも同じでした。一度愛しい女性が他の男に抱かれる、という強い刺激を味わってしまうと、一旦は欲求が収まったとしても、しばらくするとより強い渇きとな...

続きを読む

夢2

彼女の相手に選んだのは、女遊びに長けた友人でした。元々はナンパで素人女性と交わることを生き甲斐としていた男ですが、やがて、素人女性に飽き、男を手玉に取ることに長けたプロ。キャバ嬢を専門に堕とすことを好んでいるような男でした。私はあえてこの男を選びました。無論、真面目な彼女とは接点もなく、毛嫌いするような人種です。だからこそ、どれほどテクニックがあったとしても、気持ちがなければ彼女が感じることはない...

続きを読む

結婚して半年ほど経った頃からでしょうか。Yが他の男に抱かれている夢を頻繁に見るようになりました。夢の中のYは、普段の受け身-言い方は悪いですが、人形のように受け身なYではありません。性の悦びを求め、媚びた笑みを浮かべつつ、自ら男のペニスを口に含むメスそのもののYでした。…それは、以前私が見た光景そのものでもあったのです。私が歪んだ性癖を持つに至ったのは、学生時代の経験が影響しています。当時付き合って...

続きを読む

「少女」であり続けるY

私達は二年弱の交際を実らせ結婚しました。お互いの両親や親戚、友人にも祝福を受け、社会的にも、家庭的にも何の問題もない生活を送っているように思われているようです。ですが、どのような恵まれた環境でも、いや恵まれた環境だからこそ、直面する問題は逃れようのないシリアスなものとなります。私の場合、それは私自身の性的な歪みでした。Yは徐々にセックスに慣れていきました。最初の内は挿入にローションが必要だったのが...

続きを読む

初めて結ばれた日のこと

Yとは2018年現在、結婚4年目になります。出会いの後、半年ほど仕事上でのお付き合いを続け、交際を始めました。その後、二年弱の交際期間を経て結婚をしました。ですので、出会ってから現在で6年弱が経過したことになります。初めてYと結ばれた日のことは今でも思い出します。艶やかな太ももを割って入り、やや濃いめの陰毛をかき分けてペニスの先端部を女性器に当て、挿入しようとしたとき、あまりの狭さと抵抗感に侵入を拒まれ、...

続きを読む

第一印象

Yの第一印象は、物静かで控えめ。あまり目立つタイプではないけれど、小柄で可愛らしい女性というものでした。というのも、仕事に関する交流会の賑やかな席での出会いでしたが、Yは周囲へのお付き合いで笑うことはあっても、自分から積極的に発言することは少なく、このような賑やかな集まりは苦手な人なのかな?という印象を抱きました。私に対する態度も同様で、話しかけてくれた相手に失礼がないようにお付き合いで話題に合わせ...

続きを読む

私と妻、調教師について

・mitsu(私)-夫38歳。会社員。一見するとやや堅苦しい印象があるようです。学生時代、付き合っていた女性の様子がおかしくなったことがあり、ある夜かかってきた電話の向こうで彼女が浮気相手とセックスをしているような様子(荒い息づかいなど)を感じ取る。が、触れず。モンモンとしつつも、彼女とは何事もなかったかのように付き合いを続けた。思えばそれが「寝取られ性癖の目覚め」でした。・Y-妻32歳。会社員。責任のある地位に...

続きを読む

共有妻Y

最愛の妻、Y。Yは人一倍モラルが強く、人見知りで臆病な性格の女性です。ただし、いざというときは芯の強さを見せる面もあります。私に寝取られ性癖があることを話した時も、「愛のないセックスは考えられない」という彼女のモラルではあり得ない行為に、頭がおかしくなったと疑うほどでした。それでも、二年ほど説得に時間をかけた結果「夫である私が喜ぶなら」と、渋々お相手候補と会って話をすることだけは承知してくれました。そ...

続きを読む

プロフィール

mitsu

Author:mitsu
当サイトの著作権はmitsuにあります。
文章の無断転載、引用等はご遠慮ください。

カウンター

全記事表示リンク