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夢3

元彼女は私の欲求を満たしたことで、
より強い愛情の絆が生まれたと感じ、充足している様子でした。
私も彼女の存在を愛おしいものと感じていました。

しかし、寝取られは禁断の果実でした。
海での遭難者は、一度海水を飲むと、喉の渇きがより
増してしまう、と言われます。寝取られも同じでした。

一度愛しい女性が他の男に抱かれる、という強い刺激を
味わってしまうと、一旦は欲求が収まったとしても、しばらくすると
より強い渇きとなって身を苛むのです。

彼女とセックスしていても、他の男と抱かれている姿が思い浮かびます。
彼女が家事をしていても、その手で他の男のペニスをしごいている姿が
思い浮かびます。食事をしていて、彼女がふと他の男に視線を向けると、
その男に抱かれている姿が…。

私は再び他の男に抱かれて欲しいと彼女に頼みました。
しかし彼女は受け付けませんでした。「一度だけの約束だったから
出来たことで、二度と他の男に抱かれる気はない」と拒絶したのです。

完全に平行線でした。
「なぜ自分の彼女を他の男に抱かせたがるのか解らない」
と彼女は途方に暮れたように言いました。

その時の私は有効な答えを返せませんでした。
ただ「他の男に抱かれている姿を見ると、胸が焼けるようで、
たまらなく愛おしいと感じる」としか。

飢えが私を蝕んでいきました。
彼女とセックスをしながら、「あの男とどちらが感じる?」
「またあの男に抱かれたいんじゃないか?」「狂ったように感じてたじゃないか!」
などと、彼女を責めるようになっていったのです。

私の切羽詰まった姿がよほど惨めに見えたのでしょう。
結局彼女は最初の男以外に2人の男に抱かれてくれました。

彼女はどちらの男が相手の時も十分以上に感じ、逝く姿を見せてくれました。
私はたまらない愛おしさから、彼女を狂ったように犯しました。

しかし、3人目の男との情事の後で別れを告げられました。
「このままでは私達はダメになる」「あなた以外とのセックスでも感じてしまう
自分が嫌でたまらない」と。

そして彼女は、
「これ以上あなたの要求に答えられない」
と寂しそうに言いました。

私はこのようにして、ひとりの大切な女性を失ってしまったのです。

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