2ntブログ

記事一覧

女が”開く” 分水嶺付記6

そして「体に跡が残る行為」の禁則をYが手放すとき、 言い換えればYが完全に”鬼”の所有物へと堕ちる時、 ”鬼”は所有者である”証”をYに刻み込んでいたに違いありません。 その”証”がどのようなモノか…。 容易に想像出来ます。それは”焼き印(または焼き印に類するモノ)” に違いないと。 YのSMの原体験である”O嬢の物語” 最後の場面でOがステファン卿の所有物である証として受け入れた焼き印。 ”鬼”は”擬似結婚式”を...

続きを読む

女が”開く” 分水嶺付記5

”もし”を考えることに意味はありません。 それは良く解っています。それでもふと考えることがあるのです。 もしあの時、YがNさんに所有されることを認めていたら、 どのような未来が待っていたのか。 ”鬼”のNさんなら -”調教師”が主体のNさんなら Yをどのように染め上げていたのか…。 …正直に言えば想像するのは心が激しく痛みます。 それでもあの時の自分と向き合うために想像をしてみると…。 まず思い浮かぶのは禁則事...

続きを読む

女が”開く” 分水嶺付記4

もし私がNさんによるYの所有を受け入れていたら…。具体的に言うなら、あの時相互オナニーで満足していたら…。 自分で決断を下さず、逃げることを選んでいたなら…。 Nさんは(Yは)私という人間を見限っていたでしょう。 NさんがYを所有することを認める。それはすなわち私がYに対する権利 -夫という立場を放棄するという意味。 YとNさん私、3者で真摯に向き合うことから逃げる ということを意味しているのですから。 ...

続きを読む

女が”開く” 分水嶺付記3

濃密な肉の悦びの前に”絆” ”愛情” ”貞操観念”は無力でした。Yは圧倒的な”性”によって受精を望んでいる自分、 ”女”である自分を否応なく受け入れさせられたのです。 Yの”理性”を越えた部分から 自分の”女”を開いた相手-”優れた牡”として受け入れたNさんに対する想い、狂おしいほどの”愛”が溢れてきました。もっと深く繋がりたい。Nさんと自分の深い部分-自分の”女”で繋がりたい という灼熱するような想いが涙とともに溢れてきた...

続きを読む

女が”開く” 分水嶺付記2

Yの身体の変化-開花したような身体の意味するところは、Nさんという”優れた牡”-性的な技能だけでなく、人格や人生経験まで含めて。に触発されたYの”牝の本能”が牡の種子を求めて現れた変化。Nさんの精子による”受精”を求める身体の声だったのです。(逆説的ですが、”情交”を経たからこそ解ることでした)Yは自分の身体が受精を求めている事実を本能的に悟っていて、(身体の変化は認めていても、その意味が言語化出来ず漠然とした...

続きを読む

プロフィール

mitsu

Author:mitsu
当サイトの著作権はmitsuにあります。
文章の無断転載、引用等はご遠慮ください。

カウンター

全記事表示リンク