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女が”開く” 分水嶺付記5

”もし”を考えることに意味はありません。
それは良く解っています。それでもふと考えることがあるのです。
もしあの時、YがNさんに所有されることを認めていたら、
どのような未来が待っていたのか。

”鬼”のNさんなら
-”調教師”が主体のNさんなら
Yをどのように染め上げていたのか…。

…正直に言えば想像するのは心が激しく痛みます。
それでもあの時の自分と向き合うために想像をしてみると…。

まず思い浮かぶのは禁則事項についてです。

Nさんとの間にはいくつかの禁則事項が交わされています。
避妊や衛生観念にもとる行為、社会的な地位を脅かす行為が
NGというのは大前提として、
「アナル。イラマチオ。スカトロ。体に跡が残る行為。
妻が嫌がる行為はNGとさせていただきます」
というものです。
(寝取られ掲示板で男性を募集したときと同じ項目です)

この禁則の意味するところは、
Yを守るためであり、かつ、一線を設けることで
Nさんを(SMを)一線以上は私達夫婦の関係に踏み込ませない、
という安全弁でもあるのです。

ただしこの禁則には一つの条件が付記されています。
「ただし、Yが自ら望んだ場合を除く」と。

”鬼”について、Nさんにそれとなく尋ねたことがあります。
しかしNさんはにこやかに微笑むだけで、”鬼”が何者かは答えてくれません。
(答えぬこと=今の私達の関係に”鬼”は必要ないという答えなのでしょう)
しかし山梨の”離れ”の完全な防音設備や、本格的な吊りの出来る環境、
壁の方々に設けられた固定用の金具、黒い木の床に点在する蝋の跡、
頑強な犬の檻やトイレ、シャワーの設備。
グレーの布のかけられたいくつかの大型の器具らしきモノ。
などを考えると、うっすらと”鬼”の片鱗が透かし見えるような気がします。

上記を踏まえて想像を進めると…。
”鬼”は所有者としての絶対の権利(そして牡としての力)を
受け入れさせるため、Yに全ての禁則行為を受け入れさせるで
あろうことは容易に想像出来ます。
たっぷりと手練手管と時間をかけ、Yが生理的な嫌悪を感じる禁則行為、
例えばスカトロや痛みを伴う行為であっても、”鬼”が行う行為であれば
どのような行為も快感として受け入れる女。
自分の生理的嫌悪よりも所有者である”鬼”の快感を優先する女へと
生まれ変わらせていくでしょう。

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