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枷2

男女愛を経ることなく家族愛へと至ること。
それは、Yが「少女」であるために、私に求めた歪な枷でした。

Yが私に求めたのは、家庭を守る夫としての役割であり、
それは同時に「少女」であろうとするYの庇護者という役割でもあり
ました。極端に言ってしまえば、そこには男女としての役割-性のパートナー
や性の悦びといった性的な関係は完全に除外されていたのです。

私が男として枯れていたのなら、あるいはこのような関係も
甘んじて受け入れたかもしれません。もっと長い目で見ることが
出来たのなら、Yとの関係が変わることを待てたのかもしれません。
しかし家族愛だけの関係を受け入れるには、私はまだ若すぎました。

一旦は私も役割を受け入れようとしたのですが…。

Yが私とのセックスに求めるモノは、あくまで肌の触れあいによる
充足感、満足感でした。彼女は私を「家族愛」のパートナーという
枠に入れることで、意識的に性の悦びを排除していました。
何かの拍子に性の悦びに触れそうになると、途端に洗面所へと
逃げ込み、戻って来た時にはパジャマ姿というようなことも多々
ありました。

性の悦びを廃し、肌の触れあいだけを求める交わりは、私にとって
非常に虚しいモノでした。表層的な繋がりだけで満足し、より深い部分
での繋がりを拒絶されているような感覚。綺麗な部分や取り繕った部分
だけで繋がっていようとする空々しさ、距離。常に半分しかYに触れていな
いと感じていたのです。

Y自身はその関係に満足していたようですが…。
逆説的な形となりますが、Yが他の男に抱かれる夢を見るように
なって、私は自分の求めているものをはっきりと認識しました。

私はYの深い部分、つまり「女」に触れることを切望していたのです。

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