Nさんは「それは、輪姦して欲しいということですか?」
と、Yの真意を尋ねました。
Yは、「…ああ」と溜息を漏らしたっきり、しばらく何も言いませんでした。
白濁したバイブが女性器から抜け落ち、布団の上にぼとりと落ちました。
後を追うように、ぽっかりと開いた膣口から透明で粘着質な愛液が滴り落ちました。
やがてYは、「そうです。私の体で気持ち良くなってください」とはっきりと言ったのです。
その姿はまるで、白濁に濡れた女性器が、心の内にある言葉をそのまま発している
ように見えました。
以前、「告白」というエントリーで触れた通り、Yは幼い頃から様々な
妄想をしてきました。少女のような無垢な顔の下で、歪んだ性癖を
長い年月をかけて育んできのです。
中でも特にYの中に根強く育ってきたのは”輪姦願望”でした。
それは、Yと「相互オナニー」を重ねてきた私がもっとも良く解っていました。
Yの妄想は複数の男たちの欲望のままに、性処理玩具のように体を弄ばれる
モノが多かったのです。
例えばある日の相互オナニーでは、「電車で痴漢に遭う」
というテーマを私が設定しました。
最初の内は電車の中で痴漢に弄ばれる想像でした。
やがて、Yの想像力が羽ばたき、「痴漢に公衆トイレに連れ込まれる」という
シチュエーションへと展開していきました。
想像の中で、Yは薄汚い公園の公衆トイレの男子便所で痴漢に犯されました。
便器に座った中年サラリーマン風の痴漢に背面座位で犯されている時、
(痴漢は私が演じていました)個室のドアをノックする音が聞こえました。
(私が広げた想像です)
痴漢になりきった私は「見てもらおうか?」と尋ねました。
無論Yは拒みました。しかしYの惚けたような表情や、激しい指使いから、
見られていることを想像しているのは明らかでした。
私は鍵を開けました。外にいたのはスエット姿の若い男でした。
驚いている男に「この女はこういうことが好きな淫乱なんですよ」と説明し、
Yの胸を触ることを許可しました。-私はそこまでで終わらせるつもりだったのです。
しかし、Yの想像力は暴走し始めていました。
Yの想像の中で、若者は無言でYの頭を掴むと、口の中にペニスを突っ込み、
いわゆるイラマチオをさせたのです。
しかし、そこがYの想像のクライマックスでもありました。
その先を想像させようと水を向けても、イラマチオ以上の行為へと
発展することはなかったのです。