元記事を削除したため、再掲載いたします。
無論半年の間2人だけでここまでの結論に
至ることが出来た訳ではありません。
「枷」について語ってゆくにつれて、私も、Yも、
自分達を取り巻いている「枷」がどれほど根深く自分達を
雁字搦めにしているのか。改めて気付かされることとなりました。
最早私達にとって、どこから手を着けて良いのかすら
解らない、手に負えぬ状態にあったのです。
私は、私達を雁字搦めにしている「枷」を取り除くには、
私達自身の力ではどうにもならないことを-Nさんの力を借りたいと
思っていることを告げました。
Yは難色を示しました。Nさんのような男性に調教されることを
妄想したり、想像することはあっても、やはり現実に身を任せること、
現実に踏み出すことはまったく別物なのでしょう。そこには「性」に対する
禁忌感、「女」になることに対する畏れがあったことも否めません。
私達は話し合った末に、カウンセリングを受けることにしました。
Yがこのような心の問題こそ、専門家の力を借りるべきだと、極々
常識的な意見を述べたのです。私も依存はありませんでした。
私達がかかることにしたのは「セックスセラピスト」の資格を持つ
女性臨床心理士が在籍する「性相談外来」でした。世間体を考え、
わざわざ千葉の病院を選んだのです。
…結果としては、このカウンセリングを受けることによって、
Nさんとの出会いへ繋がるとは、この時の私も思ってもみなかった
のですが。
カウンセラーは柔和な年配の女性でした。
初回はカウンセリング前に記入した問診票に従い、質問に答える形でカウン
セリングは進められていきました。家族構成や、幼年期の両親の関係から、
親族との関係など、身辺調査のような質問が一通り進められた後で、
いよいよ性的な問題へと踏み込んでいきました。
性的な経験、性への目覚めや、オナニーの経験。初体験など。
それらは特に詳しく、状況やその時感じたことなどを尋ねられたのを
覚えています。
初回に二コマ(50分×2)。その後は一コマを二週に一度
という頻度でカウンセリングは続けられました。
私の寝取られ性癖や今までの経験。
Yの性体験の源流など、おおよその部分はカウンセラーに打ち明けました。
(Nさんのことや、寝取られ掲示板のことなどはさすがに伏せましたが)
そして…4度目のカウンセリングを受けた後でした。
帰りの電車の中で突然Yが言ったのです。
「Nさんとお話してみたいです」と。
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へと続きます