共有妻Y

寝取られ系のHPには、寝取る男性を募集する「募集板」が
あります。そこには寝取られ性癖を持つ男性からの様々な
募集文が載せられています。

ノーマルな寝取られプレイを求める書き込みから、半ば強引なプレイ
を求める書き込み。夫婦共々を支配する絶対的な主を求めるような
過激な書き込みまで、求める物は人によって千差万別でした。

私は思いきって、掲示板に募集文を書き込みました。
可能性は僅かでも、Nさんのような方との出会いを期待して。

過激で具体的な募集に比べ、私の募集文はそれほど具体性もなく、
そもそも寝取られが成立するのかも不明瞭です。そのような曖昧な募集に
誰か応募してくれるものか？　それほど期待せず書き込んだのですが…。

詳しくは数えていませんが、100通近くのメールが届きました。
その大半が短文か、もしくは募集内容にまったく触れていないものでした。
中にはこれ見よがしにペニスの写真を添付してきた方もいました。
恐らくはこの手の募集に対して、内容も見ずにただ数を送っていることが
ありありと解るコピーされた文章が多かったのです。

私は落胆しました。しょせんやりたいだけの男性が多いのか、と。
二週間の期間を区切って募集しましたが、早々と打ち切ってしまおうかと
思ったほどです。そのような気持ちを抱えたまま、一週間が経とうとしてい
ました。深夜でした。寝る前に何気なくメールを確認すると、一通のメールが
届いていたのです。

メールの差出人は、仮にMさん（36歳）としておきます。
几帳面な文章には、ご自身のプロフィールから、今までの調教経験が
詳細に書き記されていました。それによれば、過去7人の女性を調教した
経験の持ち主で、快楽によって女性を磨くことを好むタイプでした。

さらに、Yに対して、性に対して開放的ではない女性が相手の場合、
最初はただの食事会などを重ねて、徐々に打ち解けていき、露出や、
物陰に隠れてのペッティングなど、悪戯のような戯れから性の悦びに
導いていきたいと書かれていました。

そして自身の経験を裏付けるように、調教時の写真が二枚添付されていました。
一枚はベッドに横たわった女性が、男性の指によってクリトリスを刺激されていました。
女性が口元に手をあて、反対側の手を固く握りしめている様子は、体の奥から
沸き上がる快感をこらえているように見えました。

もう一枚は目隠しをされたセーラー服姿の女性でした。
無論、大人の女性です。大人の女性がセーラー服を着て、
背後から胸と性器を愛撫されている姿でした。妙齢の女性が
不似合いなセーラー服を着ている姿は不思議な背徳感を漂わせていました。