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Nさんの帰還4

虚飾を脱ぎ捨て、Yに弱い自分をさらけ出す…。

寝取られの妄想で遊ぶのと、それが自分の性癖であると打ち明けることは、
実際は天と地ほどの隔たりがあります。性癖を打ち明ければ、今までの経験を洗いざらい
ぶちまけることになるでしょう。私は自分がなぜ寝取られを求めるのか。なぜ寝取られでな
ければならないのか。ひいては元彼女を失うまで他の男に抱かせたのか。上手く説明する自信が
ありませんでした。

Nさんが言っているのは、こんなに歪んでいる自分。
元彼女を修復不能なまで傷付けてしまった自分のダメさをさらけ出せ、
Yに自分を委ねてみろと言っているのは解ります。

しかし…Yがこんな自分を受け入れてくれるとはとても思えなかったのです。

私は以前、元彼女に寝取られ性癖を打ち明けました。
それは、彼女だから-残念ながら受け入れられず、別れることになったとしても、
恋人という関係を解消するだけだと、心のどこかで割り切っていたからこそ出来た
ことです。

しかしYとは生活を共にする夫婦です。万が一受け入れられなかった場合、夫婦関係の破綻。
最悪では離婚という事態も考えなければなりせん。私の両親の悲しむ顔や、Yの両親の信頼を
裏切ったという失望。社会的な信用の低下…。

何よりも、最愛のYを失うことは考えられませんでした。
弱い自分を見せ、拒絶される。想像するだけでも、背筋が凍るような恐怖に
近い喪失感に襲われたのです。

心は大きく揺れていました。Yを失うリスクを犯すくらいなら、現状維持のまま、相互オナニー
の一体感だけで我慢した方が良いのではないか? この距離のままで十分じゃないか。という
後ろ向きな気持ちが心を占めていました。その一方で、さらにYとの関係を一段階上に進めたい。
Yの「女」に触れたいという気持ちも確かにあるのです。

…結局、私は悩み抜いた末にYに寝取られ性癖を打ち明けました。
その契機となったのは、ある夜の生々しい淫夢でした。

その時の私は、一週間におよぶ出張から戻ったばかりでした。
慣れ親しんだ我が家のニオイと、Yの笑顔に迎えられ、ようやくビジネスホテル暮らしの
窮屈な生活から解放されたという実感が湧き、心の底からほっとしていました。

その夜は腕の中にYの温もりを感じながら、安らかな気持ちで眠りについたのです。

夢の中で、Yは電車に乗っていました。
季節は夏でした。彼女は俯き気味に座席に腰掛けていました。Yは暗めのブルーグレーのシフォンの
ワンピース(普段好んで着ているもので、ふわっとした素材のシンプルなラインの物です)を着ていました。
しかし…スカートの裾はY自身の手によって腹部までまくり上げられていました。露わになった一糸まとわぬ
下半身は、女性器が無防備に露出しています。その女性器は綺麗に剃毛され、幼女のように滑らかで
ツルツルだったのです。

どうやら、地方都市の始発電車のようでした。Yと、対面する席に座っている私の他に、
人の姿は見えません。夢の中で、私とYは夫婦ではなく、赤の他人でした。
私は傍聴人としてYの露出痴態を見ていたのです。

「Y」と男性が呼びかける声が頭上から聞こえました。
酸いも甘いもかみ分けた老年の声でした。顔を上げると、銀縁眼鏡を掛けたロマンスグレーの男性が
柔和な笑みを浮かべて立っていました。知的な教育者タイプの男性-Nさんだとすぐに解りました。
(無論、その時はお顔をみたことすらなかったのですが)

Nさんは私の隣にゆるりと腰掛けると、「Y。あなたが本当はどんな女性なのか、彼にお見せしなさい」
と、柔和ながら、拒絶を許さぬ落ち着いた声で言いました。

Yは、Nさんの声に応え、背中のチャックを少し下げました。
そして、胸部の布地が堕ちないように胸を抑えながら、七分丈の袖から、ゆっくりと右腕と
肩を抜きました。次いで、左腕と左肩も同じように。そして、襟元を抑えた手をゆっくりと下げていったのです。
小振りな白い乳房と、痛いほど硬くなった杏色の乳首が、朝の光の中で露わになりました。
その時のYは、ワンピースの中は一糸まとわぬ姿-裸だったのです。

Yは。双方の手で両の乳房を揉み始めました。ゆっくりと、絞り上げるような動きで乳房を弄びました。
やがて、人差し指と親指で硬く尖った乳首を摘み、コリコリと弄り始めました。半開きになったYの桜色の
唇から、微かな溜息が零れます。たっぷりと時間を掛けて乳首を弄んだ後で、Yは両手を女性器に添えると、
開いて見せました。陰唇のほとんど発達していないYの女性器の内部は、薄桃色の粘膜がぬめぬめと物欲しげ
に蠢いていました。

Yがねぶるように唇を舐めました。
粘つく熱い唾液が淫らに唇を輝かせました。それで解ったのです。Yは私に痴態を見せるという
行為に昂ぶっていることが。

次いで、Yは無造作に右膝を立てました。充血した女性器から溢れ落ちた透明な雫が座席に黒い
シミを作っていました。Yはトランス状態に入っているようで、虚ろな視線を宙に向けながら、左手で
乳首を弄りながら、右手で女性器を撫で始めました。すぐにクチュクチュという淫らな水音が聞こえ
てきました。

そこで目覚めました。
股間に違和感がありました。パジャマのズボンを覗いてみると股間がじっとりと
湿っていました。…恥ずかしながら、夢精していたのです。

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