2ntブログ

記事一覧

刹那の悟り4

まず、Nさんが身を清めるために風呂に向かいました。

二人になると、Yが「私とYさんが相互オナニーをしても
良いのですか?」と、やや不安そうな面持ちで尋ねて来ました。
夫婦の”絆”を、Nさんに許したことに対して、彼女は不安を覚えた
のでしょう。真意を問うて来たのです。

私が相互オナニーを受け入れた訳は…。

私はこの数か月、刹那の悟りの中で、ノーマルな交わりで私も、そして
Yも充足していると思い込んできました。私も、Yも、歪みから解放され、
完全にアブノーマルな欲求が消滅したと思い込んできたのです。

しかし、熱海のあの日以来、数ヶ月ぶりにYは淫らな”牝”と化していました。
Nさんの話を伺っている途中から、Yの中の”牝”が激しく反応していたの
でしょう。今のYは微醺のような状態-とろりと潤んだ目と、微かに上気した頬。
うっすらと開いた口元。そして、太ももで両手を挟み、何かを堪えている様子。
-彼女は明らかに発情した”牝”となっていたのです。

発情しているのはYだけではありませんでした。
恥ずかしながら、私も痛いほどの勃起が抑えられない状態にあったのです。
Nさんの話しを伺いながら、Yの”牝”が反応するにつれて、私の中のサディスト
が激しく呼応していたのです。その熱泥のような衝動のうねりが私の身の内を
焦がしていたのです。

そう、私自身も、Yも。
刹那の悟りの底で着実に成長していた、得たいの知れぬ激しい
”飢え”とでもいう衝動を自覚せずにいられなかったのです。

私は自分が激しく勃起していることをYに伝えました。
そして、経験したことのない”飢え”を感じていることも伝えたのです。

その”飢え”は、身の内に巣くっていることは自覚できても、
どのような形で表に出せば良いのか。どう満たせば良いのか。
”枷”という解りやすい”形”がない分、得体の知れぬ、対処の解らぬ
モノだったのです。

Yも、自分が昂ぶっていることを素直に認めた上で、
満たされぬ何か、”飢え”を感じていることを打ち明けてくれました。

この”飢え”の正体は、枷が外れたが故に生み出されたモノなのか。
Nさんのいう”我々の形”が生み出したモノなのか。それともまったく別の
ところからやってきたモノなのか。それすら私には解りませんでした。

ただ一つ解っていたことといえば…。
Nさんの話の流れからすると、”飢え”のことをあらかじめ承知していたよ
うに思えるのです。そしてNさんはこれから”我々の形”を、そこに潜む”飢え”の
正体を見せようとしてくてれている。

それがどのような形であれ-例え私が受け入れがたいモノであった
としても、一旦このような形へと踏み出した以上、受け入れなければならない
モノであると感じられたのです。

”我々の形”と、そこに潜む”飢え”を見据えるために
NさんとYとの相互オナニーを受け入れた。私がそう告げると、
Yは「怖いです」と言いました。「私の中にある”飢え”が、形として
さらけ出される。それを見たmitsuさんがどう感じるのか。それが怖いです」と。

私は無言で、Yの手を握ることしか出来ませんでした。

コメント

最高に興奮します

待ちに待った更新ありがとうございます!
新しく投稿してもらう度に楽しく拝見させてもらってます。
これはNTRにとって最も興奮する内容ですよね。
最高に興奮します
これからもブログを応援してます

No title

こんにちは

お二人それぞれの揺れ動く複雑な思いが
鮮明に綴られているのは、
mitsu様の表現力もさることながら
普段からY様としっかりコミュニケーションを
とっておられるからですね。
多くの既婚者も悩む
実はなかなか難しいことなのに、
すごく素敵です。

Re: 最高に興奮します

ともさん

楽しみにしていただいてありがとうございます。
寝取られの興奮、共有していただけているなら幸いです。
遅筆ですが、マイペースで書き進めて参ります。

またおいでください

Re: No title

愛乃糸 奈美さん

お褒めいただきありがとうございます。
この関係を始めるまで、これほど密にYとのコミュニケーションを
とることはありませんでした。どこか壁があったような。この関係に踏み
込んだからこその、副産物といえるのかもしれません。

またおいでください

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

mitsu

Author:mitsu
当サイトの著作権はmitsuにあります。
文章の無断転載、引用等はご遠慮ください。

カウンター

全記事表示リンク