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枷4

その奥様とYは良く似ていました。
無論掲示板に掲載される写真は顔や陰部にぼかしが入っていましたが、
年齢も同年代であるなら、持っている雰囲気-どこか人形めいた佇まいや、
豊かな環境で育ったモノ特有の満ち足りたような余裕のような空気感が
端々から感じられました。

私は、その奥様がYであるかのような
錯覚を覚えながら、そのスレッドを日々覗いていたのです。

調教は着実に進んでいきました。ノーマルなセックスの他に、
緊縛や露出といったSM的な色が加わり、やがては未経験だった
アナルのヴァージンを男性が奪うということまで行われていったの
です。倫理観が高く、排泄器官を性器に作り替えられるという行為を
受け入れた奥様。私にはそれが信じられませんでした。

私は見ているだけでは我慢できなくなって、スレッドに感想や
質問を書き込むようになっていきました。

ほとんど個人情報について語らぬ男性でしたが、
それでも質問や感想には丁寧な返事が返ってきました。

彼によれば、夫婦との出会いはこのような寝取られ掲示板で、
最初は願望だけだった旦那さんと密に連絡を取り合って、1年以上の
説得期間を経て、ようやく関係を実現させたとのことでした。

それ以上が知りたいのなら、クローズドな場所で、
と、男性はメールでのやりとりを提案してきました。

私は迷った末に男性とメールアドレスを交換し、より詳しく男性と寝取られ
について知ることになりました。

その当時60歳になる前の彼は30年以上のキャリアを持つ
SM愛好家でした。それまで数多くの隷女を所有してきた調教師である
と知った時、私は彼の年齢と、その経歴に驚きを隠せませんでした。

調教方針も徹底していました。無理矢理追い込んだり、押しつけは好まず、
じっくりと時間と手間をかけて諭し、快感を持って受け入れさせていくことで、
女性の心と体を解放し、自分の意思でプレイを受け入れるようになることこ
そが、調教の要だと彼は言いました。

寝取りに関しても同様で、掲示板の奥様も、心と体が解放された結果、
今のようにアナルまで自分から求めるようになったのだ、と彼は語りました。

…そう、彼が調教師N。
これが調教師Nとの出会いだったのです。

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