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Nさんの指摘2

さらにNさんはYについて指摘をしました。

歪んだ生育環境で育ってきたYは、受け身で、
周囲の顔色を伺うことで、自分の立ち位置を決めようと
する癖があるのではないか?と。

Nさんの言う通りでした。姉の付属品のように育ってきた
Yは、その立場を甘んじて受け入れ、○○ちゃんの妹に相応しい
人間であろうと努力を続けてきた女性です。

それを裏返してみれば、周囲の人間の求めるYであろうとする
ということであり、さらに辛辣な言い方をするならば、確たる「自分」が
存在しないということでもあります。

私自身もYとの付き合いを通じ、その受け身で、
自分の意見を持たない態度に物足りなさを感じていた
ことも確かでした。

私が確かにNさんの言う通りです、と言うと、
Nさんはさらに指摘を続けました。

あなたたちは、偶然、歪な性格同士が惹きつけ合ったんですね、と。

私はぐうの音も出ませんでした。
私の、理想の「女性像」を相手に押しつけようとする悪癖が、
Yにとっては、どのような女性であれば良いかの「指針」となって
いたのです。

そしてYは、私の求める「Y」を器用に演じていました。
無論、性に関する部分以外の、人間性という面において、ですが。

それは、求めるモノと受け入れるモノという
方向性の違いはあるモノの、歪んだモノ同士が互いにもたれ合う、
一種の共依存ともいえる関係でした。

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