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Yの性欲4

Yは黙って私の告白を聞いていました。
私が話し終えても、Yは俯いたまま、何も言いませんでした。
私にはその沈黙が、軽蔑を含んでいるように思えてなりませんでした。
「最悪だね、ごめん」と謝ろうと口を開きかけた時です。

「あの…」と、Yがおずおずと口を開きました。
そして、「見たい…です」と呟いたのです。私は意味が解らず「え?」と聞き
返しました。するとYは、「mitsuさんがひとりでしてるところ…」と目を伏せたまま
言ったのです。

「どうして?」と、聞き返しました。
Yは、「mitsuさんはいつもあまり感情を見せてくれないから。私を想像して感じている
ところ、見たいです。」と言ったのです。

思わぬ提案に、私は困惑しました。誰かの前で、ましてや妻であるYの前で
オナニーをするなど、今まで考えもしなかったことです。想像するだけで、羞恥から
背中がゾワっとします。プライドの高い私にとって、それは辱めに近いことなのです。

しかし、Yを深く知りたいと口火を切ったのは私の方です。

私は、「Yも一緒にしてくれるなら」と、逃げの姿勢で言いました。
明るい部屋では下着を脱ぐのも拒むYです。こういえば引き下がると思っていたのです。
しかし、「…解りました。でも、あまり見ないでくださいね」とYは羞恥に頬を染めながらも
承諾したのです。

週末の夕方、カーテンを閉じて薄暗い寝室で行われた行為は、
端から見ると滑稽だったと思います。

私とYは、恥ずかしさを紛らわせるため、軽く酔った状態でした。
交代で風呂に浸かった後、ベッドの上で全裸になって向き合って座っていたのです。
私は太ももを閉じてペニスを隠しながら。Yは体育座りの姿勢で乳房と女性器を
隠しながら。

Yは、「どんな風に私が穢されているのか、聞かせてください」と言いました。
そして、私は想像の中で穢されているYの姿を口に出しながら、オナニーすること
となったのです。

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