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告白

寝取られ性癖を持つことを、Yにどのように打ち明けるか迷いました。
結局、淫夢の話から口火を切ることにしました。

私は淫夢を見たことをYに告げました。

Yは淫夢の内容について詳しく知りたがりました。
私は覚えている限り詳細に淫夢の内容を伝えました。
(無論、Nさんいついては伏せました)Yは話を聞きながら、頭の中で妄想しているのでしょう。
紅潮した頬や首筋から、興奮していることが手に取るように解りました。

普段なら、そのまま相互オナニーをするところですが、私は話を続けました。
淫夢の中でYがお相手(Nさんに)に完全に自分を「委ね」、自分を解放しているように
感じたことと、その姿がとても魅力的に感じられたことを話したのです。

そこまで聞きおえたYは、「私に不満がある…ということですか?」と、心配そうに
眉を寄せて尋ねました。話の要点が掴めなかったのでしょう。私はそうではないことを伝えた
上で、私とYが歪んだ生育環境の生んだ合わせ鏡のような存在であることや、私達を取り巻く
「枷」の存在を話しました。Yもすぐに「枷」について思い当たったようで、「解ります」と静かに
頷きながら聞いてくれました。

私はさらに話を続けました。私が夢や妄想の中で常に「傍観者」である意味を話しました。
-Yに自分を委ねることを怖がり、本当の自分を隠しているが故に、他人のように振る舞って
しまうのだと。そして、私達は共に心の不感症に陥っている。その状態を打破し、心と体をさらけ
出して、現実世界で性の悦びを-体が触れあう悦びを感じられるようになりたいのだと伝えたのです。

そして、本題である寝取られ性癖の話をしようとした時、
Yが、何かを口に出そうか迷っている様子であることに気づいたのです。

私はしばらくYの言葉を待ちました。
Yは少しの間考えた後で、「あなたのおっしゃることは解ります」と静かに言いました。
そして、「私もあなたのおっしゃるようになれたら幸せだと思います」と認めた後で、「でも…今の
まま、相互オナニーで満足していてはダメですか?」と、予想外のことを言ったのです。

私は言葉を失いました。予想もしない答えが返ってきたことで、
…Yに拒絶されているように感じたのです。

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