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分水嶺5

Yに触れた私は、不思議な感覚に見舞われました。
ひと言で言うならば、まるで初めて肌を合わせる女性に触れて
いるような新鮮な感覚でした。

今までの人形のようなYとは明らかに違いました。
乳房や女性器といった性感帯だけではなく、首筋や唇、背中に
触れただけでも、過敏なまでに全身で反応するのです。
今までも過敏ではありましたが、どこか心と体がバラバラに感じている
ような-Yに言わせれば常に冷静な自分が離れた場所で観察しているような
よそよそしさが感じられていました。それが今では完全に心と体が融合して
おり、親密な反応を返してくるのです。

私はYにのめり込ました。
好奇心の赴くままにYという”女”を探検したのです。首筋を甘噛みしました。
痛いほど勃起した乳首を強く吸い、軽く歯を立てました。ヘソを舌でえぐりました。
女性器を撫で、たっぷりと分泌された愛液を指にとると、ぬめる指でクリトリスを
撫でました。全身が性感帯と化したような、敏感な反応が返ってきました。

敏感に身もだえするYの姿を堪能した後、膣の中に指を挿入しました。
Yが甘く濡れた吐息を漏らしました。熱く濡れた膣肉は、指を優しく包み、慰撫する
ように蠢きました。太ももを割り、女性器に舌を這わせました。濃厚な女のニオイが
鼻をくすぐりました。私はYの女にむしゃぶりつきました。膣の中から、粘度の高い
体液が溢れてきました。それはやや甘みを帯びていました。

Yも”自分”を包み隠さず私にぶつけてきました。
私の耳の裏や、首筋、脇、股間と、体臭のする場所に顔を埋め、体臭に酔って
いるかのように熱心に舌を這わせたのです。そればかりか、玉袋を舐め啜って
いたYは、私の背後に回ると、尻の肉をかき開き、アナルに舌を這わせてきたの
です。まるで甘い蜜でも舐めているかのように、Yはアナルの中に舌をねじ入れな
がら、我を忘れて舐めてきたのです。

普段のYは潔癖症です。電車のつり革さえ、ハンカチ越しでなければ持つことが
できません。そんなYが、昂ぶりが一線を越えて理性を失うと、体臭に惹きつけられ、
アナルでさえ舐めるという一面を見せてくれたことに、私は嫌悪よりも、興奮や愛おしさ
を感じていたのです。(無論、それは愛情のある相手が対象なのですが)

昂ぶりきった私は正常位でYに挿入しました。

Yは、「入っていくところ、みたいです」と言いました。
頭の下に枕を入れてやると、Yはペニスが膣へ飲み込まれて
いく姿を見ながら、「いやらしいです」と興奮で潤んだ声で漏らしました。

無論、夫婦の交わりに無粋なコンドームなど使用しません。
熱く柔らかな粘膜がペニスを包むと、優しくしごき上げるように
蠢き始めました。その心地良い一体感は、今まで感じたことがない
ものでした。私が膣肉を味わいならゆっくりと腰を使い始めると、
Yは甲高い声で断続的に啼き始めました。

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