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願望から現実へ6

Nさんとのやりとりを始める前、幾度も話し合った末に、
私とYは三つの約束をしました。

「隠し事はしない」
「気持ちは素直に伝える」

そして何よりも、
「お互いの気持ちを大切にする」

それは未知の世界への畏れを抱くYの不安を和らげるための
約束であり、同時に自分1人で物事を抱え込みがちな私自身への戒め
でもありました。

最初は、メールのやりとりを通じて、
互いの人柄を把握することから始められました。

まずNさんは、Yがメールのやりとりをする気持ちになったことを
大いに喜びました。その上で、今までYを抜きにして性癖などを語って
いたことに対して詫びました。そして、雑談のつもりで気楽に話して欲しいと
前置きをしたのです。そのことで、少しYの緊張も和らいだようでした。

そして、Nさんは自身の身の上を明かしてくれました。
それによると、Nさんは還暦を過ぎた男性で、公立の中学校で
校長職を勤め上げた後、山梨の別荘地の古民家に移り住み、
自給自足の生活を始めたとのことでした。

随分前に奥様を亡くしており、現在は一人暮らしであることや、
敷地内に小さな焼き窯を持っており、陶芸の趣味を楽しんでいること。
若い頃から芸術に趣味があり、時折は東京で行われている展覧会に
足を運ぶことを楽しみにしていることなどを、ざっくばらんに打ち明けて
くれたのです。

Yも美術鑑賞を趣味にしていることもあって、Nさんから送られて来た
自作の陶器類の写真を見ながら、嬉しそうに「良いなあ、私もいつか
陶芸をしてみたいと思っていたんです」と目を輝かせていました。

私とYの身の上についても、語れる範囲でNさんにはお伝えしました。

無論、やりとりは趣味の話しに留まりませんでした。

Yのもっとも知りたいと思っていたこと、
「寝取られを求める男性の気持ち」についても、
Nさんなりの語り口で語ってくれたのです。

そのとば口を切ったのはYの「あの、寝取られを求める
男性って、どんな気持ちだと思われますか?」という疑問から
始まりました。

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Re: 寝取られの道

ともさん

楽しみにしていただいてありがとうございます

年末年始とバタバタしておりまして、
次回の更新はお休みさせていただきます。
ご了承下さい

またおいでください

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