2ntブログ

記事一覧

Yの眼差し4

人生の伴侶はY以外に考えられませんでした。お付き合いしてから一年後。私はYにプロポーズしました。今まで付き合ってくれたことへの感謝と、これからは人生の伴侶として歩んで欲しいと、素直な気持ちを伝えたのです。Yは驚いたようでしたが、「私も、あなた以外に人生の伴侶は考えられません」と言ってくれました。しかし、「お返事は少し待ってください」と、浮かぬ顔で返事は保留されました。一ヶ月が経過しました。返事をもら...

続きを読む

Yの眼差し3

初対面の印象とは裏腹に、Yは芯が強く優しい女性でした。プライドが高く、素直になれない私の性格をやんわりと受け入れた上で、例え衝突することになっても私のためにならないと判断した場合は真っ正面から指摘出来る人でした。Yと出会うまで誰も指摘してくれなかった悪い癖や、治さなければならない性格の問題などを彼女は指摘してくれました。私はYとともにいることで人として大きく成長することが出来たのです。それまでの私は...

続きを読む

Yの眼差し2

私は反射的にYの指摘を否定しようとしました。しかし、その真っ直ぐな視線を前にして、自分を偽ることは出来ませんでした。それでも、寝取られ性癖があることを告げるのはその時の私には出来ませんでした。私はただ、少々刺激的なプレイが好きなだけのノーマルな男だとYに告白したのです。Yは、「自分を偽るのは辛かったでしょう?」と、笑って受け入れてくれました。彼女の笑顔によって私はどれほど救われたことでしょう。Yが側に...

続きを読む

Yの眼差し

私の中に、人を辱め、踏み躙ることに悦びを感じるサディストが存在していました。同時に最愛の女性を他の男に寝取られて感じる寝取られマゾも存在していました。相反する性向が同居していたのです。そのことに気付いたとき、悩みました。サディストの支配者的な(優越的な)イメージと比べて、寝取られマゾはあまりにもみっともない弱者の性癖です。私のプライドは、人に見下される性癖は許せませんでした。(サディスト的な性向に...

続きを読む

「少女」であり続けるY

私達は二年弱の交際を実らせ結婚しました。お互いの両親や親戚、友人にも祝福を受け、社会的にも、家庭的にも何の問題もない生活を送っているように思われているようです。ですが、どのような恵まれた環境でも、いや恵まれた環境だからこそ、直面する問題は逃れようのないシリアスなものとなります。私の場合、それは私自身の性的な歪みでした。Yは徐々にセックスに慣れていきました。最初の内は挿入にローションが必要だったのが...

続きを読む

プロフィール

mitsu

Author:mitsu
当サイトの著作権はmitsuにあります。
文章の無断転載、引用等はご遠慮ください。

カウンター

全記事表示リンク